裕翠庵

「裕翠庵」は茶室の銘でございます。上杉宗裕の師、故松本宗静氏によって2010年に命名されました。故松本先生は、クリントン大統領からU.S. National Heritage Fellowshipをはじめ、数々の名誉を受賞された裏千家南カルフォルニアのパイオニアでございました。

「裕翠庵」は清らかな空気で満たされた、心を洗う穏やかな空間を意味します。「裕」は、おおらかで穏やか、豊かさを象徴し、「翠」は、透明な緑、きらきらと光る小春日和の海の色を、「庵」はささやかな空間を示しています。

「裕翠庵」の空間では、茶道をとおして自然と人が一体となり、日常の慌ただしい気を静め、感性を養い、心に「動と静」の調和をもたらしてくれることでしょう。

上杉宗裕

上杉宗裕は日本の広島で生まれ、幼少の折から伝統文化に触れて育ちました。伝統文化に興味のなかった宗裕がその素晴らしさを認識するのは、アメリカ留学がきっかけでした。日本を出て外から見る日本、気づかなかった日本の良さと美しさが見え、宗裕は故松本宗静先生の元で長年裏千家茶道を師事致しました。宗裕の目標は、茶道の教えの素晴らしさを、自己の体験を交え、多くの人に伝えることです。

また、宗裕は、思いやりの心がこの世の中をよりよい世界に導くと信じております。よって、災害や被害にあわれた人たち、また口唇裂症の子供たちを援助していきたく、裕翠庵財団を結成しました。

裕翠庵財団

裕翠庵財団は、慈善目的のために組織され運営されています。裕翠庵財団は、二つの主要目標に基づき活動しています。

第一目標は、「茶道」を地域社会に紹介し、促進することです。この素晴らしい教えを一人でも多くの方に理解して頂くために、裕翠庵での茶道指導、デモンストレーション、またマリブ、サンタモニカ、パシフィックパリセード地域のコミュニティセンター、ペッパーダイン大学でのデモンストレーションなどを行っています。長年日本の生活に生かされてきた茶道の美と哲学を、宗裕自身の経験をとおして紹介しています。

第二目標は、恵まれない貧しい人々、災害で苦しんでいる人々を援助する慈善団体のサポートです。財団は口唇裂症の子供たちを援助するスマイルトレイン、国境を越えた奉仕医療団体を長年サポートしています。2011年の東日本大地震で壊滅的な被害を受けた被災者にも援助を送りました。また、次の世代の日系社会発展の為に、ロサンゼルス市ダウンタウンの武道館プロジェクトも支援しています。

私どもは、一人ひとりのささやかな親切がこの世の中をよりよい世界に導くと信じています。茶道のクラス受講、あるいは寄付をすることによって、共に地域社会のサポートができます。どうぞ、御協力お願い申し上げます。

   

裕翠庵ギャラリー

全ての写真を見る

Yusuian helps to bring smiles to children... Smile Train. Children’s Hospital & others

Smile Train The Children's Hospital